・あけましておめでとうございますも一ヶ月過ぎました
・ついにやってしまったよR18
・チェリーなリッヒと経験豊富なエド
・(1)の続きでこれで完結です
・趣味丸出しの一歩手前
・合言葉は「801はファンタジー!」
・妄想した人:更新牛歩の如しなぱんだ
・ついにやってしまったよR18
・チェリーなリッヒと経験豊富なエド
・(1)の続きでこれで完結です
・趣味丸出しの一歩手前
・合言葉は「801はファンタジー!」
・妄想した人:更新牛歩の如しなぱんだ
エドワードに手を引かれて、ベッドの上に二人、向かい合って座る。それからすっと顔が、吐息がかかるくらい近くになり。
「キスしたことは」
「……何度か」
「ふうん。どんなの?」
「え」
「だから、どんなキスしたかって聞いてんの」
答えられずじっと押し黙る。だってキスって言えばマウストゥマウスで触れ合う、それだけしか知らないから。伏せられたまぶたに軽くエドワードが口付け、離れた。
「唇くっつけあうだけがキスじゃないから」
こんなのもあるんだ、と今度は唇にキス。それから唇をこじ開けて舌が入ってきた。
何これ、こんなのしたことない……!
ぬるりと入ってきた舌の暖かさと、その行為に驚いて体から力が抜けた。自分の舌にエドワードの舌が絡みついて、吸われて。何が起きているのかやっと理解し終えたところで、エドワードの唇が離れていく。半開きの二人の唇の間に、つう、と唾液の細い糸が垂れた。
「ほら分かった?じゃ、やってみな」
促されて、今度は自分からさきほどの行為を思い出しながら唇を合わせ、舌を差し入れる。
えっとこうだっけ……うわどうしよう、すごい気持ちいい、なに、これ。
さっきされていたことなのに、どうしてかさっきよりも気持ちが良い。
必死になってエドワードの舌を吸い上げ、歯列を舐めていく。
「ん、ぅ……」
最初ぎゅっと眼を閉じていたが、エドワードの鼻にかかる甘い声が聞こえて、うっすら眼を明けた。すると目の前に彼のすごく気持ちよさそうな顔がそこにあって。耳にはエドワードと絡めあう舌の水音、時々漏れる甘ったるい声、息遣いが聞こえて。視覚から触覚から聴覚から、体がどんどんと興奮してくる。
途中、一度大きく息をするために口を離す。エドワードがとろんと溶けた目のままで、もっと吸ってみな、と言うのでもう一度唇にむしゃぶりついた。
「……んっ、ふぁ、う……ん、そう、そうだ」
よくできたな、とエドワードがいい子いい子するみたいに頭を撫でる。それが終わりの合図だったらしく、エドワードの顔が離れていった。
「ま、キスはオッケー。じゃ次いこっか」
エドワードが服脱がせてくれ、とお願いしてきたのでどきどきしながら服に手をかける。白いシャツの前のボタンを開けていくと、白い肌と義手を止めている革のベルトが目に入った。
シャツの前を下まで全部開けられると、エドワードがハイデリヒの手を掴んで自分の胸に触らせた。
「まあ女の子だったら胸、揉んであげるといいよ。柔らかいし、気持ちいいから。優しくな」
言われて、こうやればいいのかな、と胸をそっと揉みあげる。かすかにエドワードの体が反応したものの、俺は別に胸無いからと笑われた。それが恥ずかしくて俯いて、ちょっと固まってしまう。
「胸は無いけど、ほらここ」
エドワードが乳首を舐めるようにと促す。まるで赤ん坊みたいに舐めて吸ってあげた。丁寧に乳首の周りを舌でなぞり、ちゅ、と吸い上げて、舌でくにくにとてっぺんを弄る。
「あっ……! っ、は……ほら、どうなってるか、わかる?」
「ん……、赤くなって、ぴんとして……」
何度もちゅ、ちゅと吸い上げるとその度にエドワードが息を詰める。
「あ……っ、ここ、もっとして……」
わき腹、へそ周り、首筋。新たに指示されたところも必死で舐めあげる。舐めてると時々気持ちがいいのか、エドワードが甘い声を上げて。その声を聞くたびに自分がひどく興奮するのが分かって、首筋にさっきよりも強く、噛み付くようにむしゃぶりついた。
「……っ! や、アルフォンス、も、やめ……」
そう言ってやんわりと顔をエドの体から引き離され、舐めるのはおしまい。ふと見るとエドワードの頬が火照って赤くなっているのが分かった。
「……エドワードさん、気持ちよかった?」
「まーな」
「よかった」
俺のことよりほら、とエドワードがこちらの股間に手を伸ばしてくる。そこはもう熱くなって立ち上がりつつあり、ハイデリヒの上着を全部脱がせて腹の辺りから手を滑り込ませた。
「あ、ちょっと……!」
「いいからいいから」
差し込まれた手のひらに驚いていると、何がいいというのか、分からないままエドワードのもう片方の手がズボンを脱がせていく。そしてゆるゆると立ち上がり始めたそれを外に出した。
自分の性器が外気に晒されて、エドワードの視線に晒されてかあっと顔が熱くなる。何するのエドワードさん、と泣きそうな顔になっているとエドワードは口端を持ち上げて笑う。
「まあこれはサービスだから。好きな子にしてもらおうなんて最初っから期待しないでいろよ」
サービスって、何。
エドワードの行動に戸惑っていると彼の顔が自分のそこに寄っていく。吐息がかかるくらいに近づいて、一度ふ、と息がかけられた。それに体が反応した直後に、熱い口腔に包まれるのを感じた。
「……っ、んぅ……」
「あぁっ……エドワードさん……!」
ぴちゃぴちゃと音を立ててしゃぶりつくエドワードの表情がいやらしく思えて、背筋がぞくりとする。
「……ふ、ぁ……なあ、アルフォンス……気持ちいいか……?」
快感で頭がくらくらして何も考えられなくなってくる。ただ気持ちよすぎて、エドワードに何を言われても縦に頭を振って答えるしかできない。口を開いても出てくるのは快感に震える声だけ。
ふと見ると、エドワードのズボンの前が張っている。人のを咥えて興奮するなんてありうるのだろうか。ハイデリヒにはよくわからなかったけれど、自分と同じに、この人も興奮しているんだと思うと、それだけでまたどきどきしてしまう。もう、何も考えられない。ただ気持ちよくて震えるだけだ。
「や……エドワードさん……んッ、ひぁっ……」
目の前がちかちかしてる、ような気がする。もう少し、と思ったところでエドワードが口を離して、もういいかな、なんて言って自分の下を脱いでいった。
ふたり、ベッドの上で裸になる。
だけどどうしたらいいのか、大体男同士でどこに入れればいいのか(入れられればいいのか)なんて分からない。そんな知識を仕入れた事はない。一人で内心戸惑っていると、エドワードがゆっくりしなだれかかってきた。
肌と肌の合わさる感覚が、気持ちいい。目を瞑ってうっとり、その感覚を味わっていると、不意にエドワードに手を掴まれた。
「やりかた、わかんねーのか?」
恥ずかしくて、はい、と控えめに頷く。
「ばーか。男同士でも入れるところはあるんだよ」
ほらここ、と手のひらが導かれる。そっと触れた後ろのそこは、たしかそういうことのためにあるものではなくて。
「でもここって……」
「大丈夫さっきシャワー浴びてきれいにしたから」
「いやそういうことじゃなくて……」
「ああ、そっか、えっと慣らせば十分なんとかなるから。舐めるのは抵抗あるだろうから、あー香油、オリーブオイルあったよな、ちょっと待ってな」
エドワードの言う事が、頭には入ってきてるけれど中々理解ができない。
慣らすってどういうこと? だってそんなことするための場所じゃないから、きっとそこでするのって辛いだけでしょ、なのにどうしてそこを使うのかな。
ぐるぐるとそんな事を考えている間に、オイルを探しに行ったエドワードがベッドへとまた戻ってきて、ぎし、という安っぽいベッドのきしむ音で気がついた。
「こうやってなオイルつけて、……ん、ゆっくりな、ほぐしていくんだ」
エドワードが四つんばいになって、オイルをとろとろにつけた彼自身の指を後ろに這わせて、ほぐしていく。それを目の前で見せられて、また自分がひどく興奮していくのが分かった。
ほらやってみな、と手を強引に引かれてぬるぬるとオイルをつけられて、エドワードの後ろに触れさせられて。さっき見ていたように、ぐにぐにとほぐすように動かしていく。
「……っ、あ、……あぁっ、は……上手い、じゃん……」
エドワードが気持ちよさそうな声をあげる。その表情もたまらなく気持ちよさそうで、見ればすでにゆるく立ち上がっているエドワード自身がまたゆるゆると持ち上がっていく。
「ん、……ぁ、気持ちい……」
もっと、と言われて、どうすればいいのかわからずエドワードの反応を見ながら周りばかりを解していた。
「……っは、なぁ……指一本、中に入れてみな」
眉根を寄せて頬を赤くしたエドワードの顔を見たら、なんだか意識が朦朧としてきた。いや、さっきから朦朧としているんだけど、それよりもひどい、目の前のエドワードの体が妙になまめかしく思えて、くらくらする。
言われるままに指を後ろの入り口に当てて、恐る恐る中に入れた。
「あ……っ、あ、あ……!」
入れた途端に大きくエドワードが喘いた。表情からは苦しげなのか気持ちいいのか、経験のないハイデリヒには良く分からない。どうしよう、少し悩んでから指を引き抜こうとするとエドワードがそれを止めた。
「や……っ!ここまできて、やめん、な……」
「でも……」
「いい、から……大丈夫、早くいれて、中、で、動かして」
ねだられて、留めていた指をゆっくりと中に入れていく。途中まで入れたところで指をくに、と動かすと、そのたびにエドワードが気持ちよさそうに声をあげた。
中がひどく熱くて、うわ、どうしよう。戸惑いと好奇心が渦巻く。
もう一本、入れて。甘ったるい声色が直接胸に響いて、操られるみたいにその言葉に従った。二本目、三本目までゆっくり指を入れる。中で動かすとエドワードがまた声をあげてて、見ればエドワードの前もぬるぬるとして零れてきていた。
その光景に、頭に血がのぼる。中に入れたい。擦って、突き上げて、快楽を得たいという本能だけが頭を支配する。エドワードの体に触れたところからしびれていくような気がした。
「……あっ、も、いいよ」
霞んでいた思考が一気に透明になった。意味が理解できない。何を、言っているの?
「お前の、それ、入れて……気持ちよくして、くれよ」
潤んだ目つきと上気した顔つき、それだけでもひどく興奮するのに、さらにエドワードはいやらしく口端を吊り上げて笑った。
箍が外れる。さっきまで本能と理性とどっちを取るかで揺れていたはずなのに、もう理性はどこかへ消えて、本能だけが残った。中に入れて擦りあげて、ただ、出したい。その気持ちだけでもう、何も戸惑わずに指を抜いてそこにあてがい、進めていった。
「……っ!あ、アルフォンス……ゆっくり……っ!」
熱くて狭くて、思っていたよりも気持ちが良くて、なにも考えられない。
エドワードが何か言っているのも、耳には入るけれどその意味まで考えられない。ただ自分が快楽を感じるためだけにしか動けなくなっていた。四つんばいのエドワードの背中にぺったりと覆いかぶさって、後ろから首筋に舌を這わせる、その間も体を進めていく。 そうして全部を納めきったところで、一度息をついた。
「……は、……エドワードさん……ごめん、いきなり」
「ん……いいよ、初めてなんだろ? それよりさ……っ……!」
言葉の途中、顔だけ無理にこちらに向かせて口付ける。息苦しそうだったがすぐに離す事はできなくて、繋がれたそこは動かさないままで口中を犯し続けた。舌が触れ合う度にびりびりして、背筋がぞくぞくとあわ立つ。
「ん……、ふ、ぁ……っ……や、早く、動いて……っ……」
途切れ途切れ、口付けの間に強請られた。エドワードの言葉、しぐさ、におい、体温、全てに理性がひとつひとつ剥ぎ取られていく。最初は負担のかからないようにしようと思っていたのに、その気遣いもまた剥ぎ取られて。
「ひ、ぃ……っ!あ、や、気持ちい……して、もっと……っ……あ、あぁっ!」
「エドワードさん……っ、ん、いいよ……僕も……」
「あっ!? あ、ん……っ……」
もっと、もっととエドワードが強請り続けるものだから、体の全てが快楽に向かう。もうただひたすらに動くことしかできなくなっていた。
突きながら途切れ途切れに、前をいじってとか、胸をとか、そういう言葉が耳に入ってきて、それに従う度に覆いかぶさった体が跳ね上がり声が一際高くあがる。途中からはそれを覚えて、指示が出なくても動いて、声を出させる。その声がまた自分を興奮させて。
「ん……ひ、あぁっ……!も、アルフォンス、だめ……っ」
「なに、やだよ僕、もっと……」
もっとしていたい、と思うけれど、そろそろ限界も近い。エドワードの前を弄る手を少しずつ強く、扱きあげていく。そうして。
「エドワードさん……っ……もっと、あっ……!」
「も、しぬ……ッ、ん、あ、いく……ぅッ……あああぁぁっ……!」
初めての快楽で朦朧とした意識の下、最後にできたことは、エドワードの肩にしっかりとしがみつくことだけ。思い切り腰を打ち付けて中に全て放って、圧し掛かったまま二人でベッドに崩れ落ちた。
肌の暖かさと心臓の跳ねる音が心地良くて、何もしないまま、しばらくそのまま動かなかった。
*
「ごめんなお前の筆下ろしが俺で」
エドワードが後始末の仕方を教えてくれて、また二人でベッドに入った後、最初に言われたのが謝罪だった。
なぜ謝るのか。たしかに最初が男なんて珍しいといえばそうなんだけど、自分が気にしたことはない。だから謝らないでほしいのに。
「だけどまあ、大体何をどうやるか分かったろ。もう怖くないだろ、相手が誰でも告白しな」
それは、自分がセックスのやり方とかそういう恋人同士のスキンシップが分からないから告白できない、そう思っているように見えたんだろう。それを解決してあげようと彼なりに思ってしてくれたということで。
がんばって告白しろ、と言う。
それなら、するよ。
じゃあおやすみ、と眠ろうとするエドワードにぎゅっと抱きつく。この人は僕より背が少し小さいから、こうすれば頭がちょうど僕の胸のあたりにくる。驚いてるらしいけれど離さないまま、耳に口を近づける。絶対に聞き逃さないでほしいから。
「ありがとう、エドワードさん。僕の好きなのは、あなたです」
え、ちょっと、何、それ。
腕の中で固まっているエドワードと目を合わせると、恥ずかしさが増してきて、どんどん顔が赤くなってきているのが分かる。
「だから……僕の好きな人、あなたなんです」
「……なにそれ」
「エドワードさんは、僕のこと、嫌い……ですか」
必死の告白。ここまでしておいて何聞いてるんだって自分でも思うけれど、それでも聞いて欲しくて、自分のことどう思ってるのか知りたくて。
「ばーか、俺だってお前のこと、好きだよ」
あんなこと教えるくらいだ、嫌いなわけ無いだろう?
今度はエドワードの方から笑ってキスを返してきて、嬉しくて嬉しくて、また強く抱きしめてキスし返したら、いてーんだよバカって怒られた。
それさえも、嬉しかった。何度怒られてもいい。好きだよって伝えられて、好きだよって伝えられて。それだけの簡単なことなのに、多分何よりも幸せになれる行為だと思った。
「キスしたことは」
「……何度か」
「ふうん。どんなの?」
「え」
「だから、どんなキスしたかって聞いてんの」
答えられずじっと押し黙る。だってキスって言えばマウストゥマウスで触れ合う、それだけしか知らないから。伏せられたまぶたに軽くエドワードが口付け、離れた。
「唇くっつけあうだけがキスじゃないから」
こんなのもあるんだ、と今度は唇にキス。それから唇をこじ開けて舌が入ってきた。
何これ、こんなのしたことない……!
ぬるりと入ってきた舌の暖かさと、その行為に驚いて体から力が抜けた。自分の舌にエドワードの舌が絡みついて、吸われて。何が起きているのかやっと理解し終えたところで、エドワードの唇が離れていく。半開きの二人の唇の間に、つう、と唾液の細い糸が垂れた。
「ほら分かった?じゃ、やってみな」
促されて、今度は自分からさきほどの行為を思い出しながら唇を合わせ、舌を差し入れる。
えっとこうだっけ……うわどうしよう、すごい気持ちいい、なに、これ。
さっきされていたことなのに、どうしてかさっきよりも気持ちが良い。
必死になってエドワードの舌を吸い上げ、歯列を舐めていく。
「ん、ぅ……」
最初ぎゅっと眼を閉じていたが、エドワードの鼻にかかる甘い声が聞こえて、うっすら眼を明けた。すると目の前に彼のすごく気持ちよさそうな顔がそこにあって。耳にはエドワードと絡めあう舌の水音、時々漏れる甘ったるい声、息遣いが聞こえて。視覚から触覚から聴覚から、体がどんどんと興奮してくる。
途中、一度大きく息をするために口を離す。エドワードがとろんと溶けた目のままで、もっと吸ってみな、と言うのでもう一度唇にむしゃぶりついた。
「……んっ、ふぁ、う……ん、そう、そうだ」
よくできたな、とエドワードがいい子いい子するみたいに頭を撫でる。それが終わりの合図だったらしく、エドワードの顔が離れていった。
「ま、キスはオッケー。じゃ次いこっか」
エドワードが服脱がせてくれ、とお願いしてきたのでどきどきしながら服に手をかける。白いシャツの前のボタンを開けていくと、白い肌と義手を止めている革のベルトが目に入った。
シャツの前を下まで全部開けられると、エドワードがハイデリヒの手を掴んで自分の胸に触らせた。
「まあ女の子だったら胸、揉んであげるといいよ。柔らかいし、気持ちいいから。優しくな」
言われて、こうやればいいのかな、と胸をそっと揉みあげる。かすかにエドワードの体が反応したものの、俺は別に胸無いからと笑われた。それが恥ずかしくて俯いて、ちょっと固まってしまう。
「胸は無いけど、ほらここ」
エドワードが乳首を舐めるようにと促す。まるで赤ん坊みたいに舐めて吸ってあげた。丁寧に乳首の周りを舌でなぞり、ちゅ、と吸い上げて、舌でくにくにとてっぺんを弄る。
「あっ……! っ、は……ほら、どうなってるか、わかる?」
「ん……、赤くなって、ぴんとして……」
何度もちゅ、ちゅと吸い上げるとその度にエドワードが息を詰める。
「あ……っ、ここ、もっとして……」
わき腹、へそ周り、首筋。新たに指示されたところも必死で舐めあげる。舐めてると時々気持ちがいいのか、エドワードが甘い声を上げて。その声を聞くたびに自分がひどく興奮するのが分かって、首筋にさっきよりも強く、噛み付くようにむしゃぶりついた。
「……っ! や、アルフォンス、も、やめ……」
そう言ってやんわりと顔をエドの体から引き離され、舐めるのはおしまい。ふと見るとエドワードの頬が火照って赤くなっているのが分かった。
「……エドワードさん、気持ちよかった?」
「まーな」
「よかった」
俺のことよりほら、とエドワードがこちらの股間に手を伸ばしてくる。そこはもう熱くなって立ち上がりつつあり、ハイデリヒの上着を全部脱がせて腹の辺りから手を滑り込ませた。
「あ、ちょっと……!」
「いいからいいから」
差し込まれた手のひらに驚いていると、何がいいというのか、分からないままエドワードのもう片方の手がズボンを脱がせていく。そしてゆるゆると立ち上がり始めたそれを外に出した。
自分の性器が外気に晒されて、エドワードの視線に晒されてかあっと顔が熱くなる。何するのエドワードさん、と泣きそうな顔になっているとエドワードは口端を持ち上げて笑う。
「まあこれはサービスだから。好きな子にしてもらおうなんて最初っから期待しないでいろよ」
サービスって、何。
エドワードの行動に戸惑っていると彼の顔が自分のそこに寄っていく。吐息がかかるくらいに近づいて、一度ふ、と息がかけられた。それに体が反応した直後に、熱い口腔に包まれるのを感じた。
「……っ、んぅ……」
「あぁっ……エドワードさん……!」
ぴちゃぴちゃと音を立ててしゃぶりつくエドワードの表情がいやらしく思えて、背筋がぞくりとする。
「……ふ、ぁ……なあ、アルフォンス……気持ちいいか……?」
快感で頭がくらくらして何も考えられなくなってくる。ただ気持ちよすぎて、エドワードに何を言われても縦に頭を振って答えるしかできない。口を開いても出てくるのは快感に震える声だけ。
ふと見ると、エドワードのズボンの前が張っている。人のを咥えて興奮するなんてありうるのだろうか。ハイデリヒにはよくわからなかったけれど、自分と同じに、この人も興奮しているんだと思うと、それだけでまたどきどきしてしまう。もう、何も考えられない。ただ気持ちよくて震えるだけだ。
「や……エドワードさん……んッ、ひぁっ……」
目の前がちかちかしてる、ような気がする。もう少し、と思ったところでエドワードが口を離して、もういいかな、なんて言って自分の下を脱いでいった。
ふたり、ベッドの上で裸になる。
だけどどうしたらいいのか、大体男同士でどこに入れればいいのか(入れられればいいのか)なんて分からない。そんな知識を仕入れた事はない。一人で内心戸惑っていると、エドワードがゆっくりしなだれかかってきた。
肌と肌の合わさる感覚が、気持ちいい。目を瞑ってうっとり、その感覚を味わっていると、不意にエドワードに手を掴まれた。
「やりかた、わかんねーのか?」
恥ずかしくて、はい、と控えめに頷く。
「ばーか。男同士でも入れるところはあるんだよ」
ほらここ、と手のひらが導かれる。そっと触れた後ろのそこは、たしかそういうことのためにあるものではなくて。
「でもここって……」
「大丈夫さっきシャワー浴びてきれいにしたから」
「いやそういうことじゃなくて……」
「ああ、そっか、えっと慣らせば十分なんとかなるから。舐めるのは抵抗あるだろうから、あー香油、オリーブオイルあったよな、ちょっと待ってな」
エドワードの言う事が、頭には入ってきてるけれど中々理解ができない。
慣らすってどういうこと? だってそんなことするための場所じゃないから、きっとそこでするのって辛いだけでしょ、なのにどうしてそこを使うのかな。
ぐるぐるとそんな事を考えている間に、オイルを探しに行ったエドワードがベッドへとまた戻ってきて、ぎし、という安っぽいベッドのきしむ音で気がついた。
「こうやってなオイルつけて、……ん、ゆっくりな、ほぐしていくんだ」
エドワードが四つんばいになって、オイルをとろとろにつけた彼自身の指を後ろに這わせて、ほぐしていく。それを目の前で見せられて、また自分がひどく興奮していくのが分かった。
ほらやってみな、と手を強引に引かれてぬるぬるとオイルをつけられて、エドワードの後ろに触れさせられて。さっき見ていたように、ぐにぐにとほぐすように動かしていく。
「……っ、あ、……あぁっ、は……上手い、じゃん……」
エドワードが気持ちよさそうな声をあげる。その表情もたまらなく気持ちよさそうで、見ればすでにゆるく立ち上がっているエドワード自身がまたゆるゆると持ち上がっていく。
「ん、……ぁ、気持ちい……」
もっと、と言われて、どうすればいいのかわからずエドワードの反応を見ながら周りばかりを解していた。
「……っは、なぁ……指一本、中に入れてみな」
眉根を寄せて頬を赤くしたエドワードの顔を見たら、なんだか意識が朦朧としてきた。いや、さっきから朦朧としているんだけど、それよりもひどい、目の前のエドワードの体が妙になまめかしく思えて、くらくらする。
言われるままに指を後ろの入り口に当てて、恐る恐る中に入れた。
「あ……っ、あ、あ……!」
入れた途端に大きくエドワードが喘いた。表情からは苦しげなのか気持ちいいのか、経験のないハイデリヒには良く分からない。どうしよう、少し悩んでから指を引き抜こうとするとエドワードがそれを止めた。
「や……っ!ここまできて、やめん、な……」
「でも……」
「いい、から……大丈夫、早くいれて、中、で、動かして」
ねだられて、留めていた指をゆっくりと中に入れていく。途中まで入れたところで指をくに、と動かすと、そのたびにエドワードが気持ちよさそうに声をあげた。
中がひどく熱くて、うわ、どうしよう。戸惑いと好奇心が渦巻く。
もう一本、入れて。甘ったるい声色が直接胸に響いて、操られるみたいにその言葉に従った。二本目、三本目までゆっくり指を入れる。中で動かすとエドワードがまた声をあげてて、見ればエドワードの前もぬるぬるとして零れてきていた。
その光景に、頭に血がのぼる。中に入れたい。擦って、突き上げて、快楽を得たいという本能だけが頭を支配する。エドワードの体に触れたところからしびれていくような気がした。
「……あっ、も、いいよ」
霞んでいた思考が一気に透明になった。意味が理解できない。何を、言っているの?
「お前の、それ、入れて……気持ちよくして、くれよ」
潤んだ目つきと上気した顔つき、それだけでもひどく興奮するのに、さらにエドワードはいやらしく口端を吊り上げて笑った。
箍が外れる。さっきまで本能と理性とどっちを取るかで揺れていたはずなのに、もう理性はどこかへ消えて、本能だけが残った。中に入れて擦りあげて、ただ、出したい。その気持ちだけでもう、何も戸惑わずに指を抜いてそこにあてがい、進めていった。
「……っ!あ、アルフォンス……ゆっくり……っ!」
熱くて狭くて、思っていたよりも気持ちが良くて、なにも考えられない。
エドワードが何か言っているのも、耳には入るけれどその意味まで考えられない。ただ自分が快楽を感じるためだけにしか動けなくなっていた。四つんばいのエドワードの背中にぺったりと覆いかぶさって、後ろから首筋に舌を這わせる、その間も体を進めていく。 そうして全部を納めきったところで、一度息をついた。
「……は、……エドワードさん……ごめん、いきなり」
「ん……いいよ、初めてなんだろ? それよりさ……っ……!」
言葉の途中、顔だけ無理にこちらに向かせて口付ける。息苦しそうだったがすぐに離す事はできなくて、繋がれたそこは動かさないままで口中を犯し続けた。舌が触れ合う度にびりびりして、背筋がぞくぞくとあわ立つ。
「ん……、ふ、ぁ……っ……や、早く、動いて……っ……」
途切れ途切れ、口付けの間に強請られた。エドワードの言葉、しぐさ、におい、体温、全てに理性がひとつひとつ剥ぎ取られていく。最初は負担のかからないようにしようと思っていたのに、その気遣いもまた剥ぎ取られて。
「ひ、ぃ……っ!あ、や、気持ちい……して、もっと……っ……あ、あぁっ!」
「エドワードさん……っ、ん、いいよ……僕も……」
「あっ!? あ、ん……っ……」
もっと、もっととエドワードが強請り続けるものだから、体の全てが快楽に向かう。もうただひたすらに動くことしかできなくなっていた。
突きながら途切れ途切れに、前をいじってとか、胸をとか、そういう言葉が耳に入ってきて、それに従う度に覆いかぶさった体が跳ね上がり声が一際高くあがる。途中からはそれを覚えて、指示が出なくても動いて、声を出させる。その声がまた自分を興奮させて。
「ん……ひ、あぁっ……!も、アルフォンス、だめ……っ」
「なに、やだよ僕、もっと……」
もっとしていたい、と思うけれど、そろそろ限界も近い。エドワードの前を弄る手を少しずつ強く、扱きあげていく。そうして。
「エドワードさん……っ……もっと、あっ……!」
「も、しぬ……ッ、ん、あ、いく……ぅッ……あああぁぁっ……!」
初めての快楽で朦朧とした意識の下、最後にできたことは、エドワードの肩にしっかりとしがみつくことだけ。思い切り腰を打ち付けて中に全て放って、圧し掛かったまま二人でベッドに崩れ落ちた。
肌の暖かさと心臓の跳ねる音が心地良くて、何もしないまま、しばらくそのまま動かなかった。
*
「ごめんなお前の筆下ろしが俺で」
エドワードが後始末の仕方を教えてくれて、また二人でベッドに入った後、最初に言われたのが謝罪だった。
なぜ謝るのか。たしかに最初が男なんて珍しいといえばそうなんだけど、自分が気にしたことはない。だから謝らないでほしいのに。
「だけどまあ、大体何をどうやるか分かったろ。もう怖くないだろ、相手が誰でも告白しな」
それは、自分がセックスのやり方とかそういう恋人同士のスキンシップが分からないから告白できない、そう思っているように見えたんだろう。それを解決してあげようと彼なりに思ってしてくれたということで。
がんばって告白しろ、と言う。
それなら、するよ。
じゃあおやすみ、と眠ろうとするエドワードにぎゅっと抱きつく。この人は僕より背が少し小さいから、こうすれば頭がちょうど僕の胸のあたりにくる。驚いてるらしいけれど離さないまま、耳に口を近づける。絶対に聞き逃さないでほしいから。
「ありがとう、エドワードさん。僕の好きなのは、あなたです」
え、ちょっと、何、それ。
腕の中で固まっているエドワードと目を合わせると、恥ずかしさが増してきて、どんどん顔が赤くなってきているのが分かる。
「だから……僕の好きな人、あなたなんです」
「……なにそれ」
「エドワードさんは、僕のこと、嫌い……ですか」
必死の告白。ここまでしておいて何聞いてるんだって自分でも思うけれど、それでも聞いて欲しくて、自分のことどう思ってるのか知りたくて。
「ばーか、俺だってお前のこと、好きだよ」
あんなこと教えるくらいだ、嫌いなわけ無いだろう?
今度はエドワードの方から笑ってキスを返してきて、嬉しくて嬉しくて、また強く抱きしめてキスし返したら、いてーんだよバカって怒られた。
それさえも、嬉しかった。何度怒られてもいい。好きだよって伝えられて、好きだよって伝えられて。それだけの簡単なことなのに、多分何よりも幸せになれる行為だと思った。
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